2013年9月26日木曜日

フェイなのフェイって言い張る

 ええ本当に今更感、全力全開でSS書きましたよ。なのはStrikerS
18話のフェイなのシーンと、skoop on somebody の amanogawa から
動機付けられて、突発的に作って、晒します。
どんな組み合わせなんか、私にもわっかれーせんに。

 お話書くのって大変ですね。二次創作は既にある程度、土台ができているから
ましですが、オリジナル書く人は想像力が格段に必要ではないかと。
私は自己満足だけで、このざまです。

 私の好物、甘甘とシリアスの両方に接近をしかけましたが、
甘々は手をとってくれませんでした。シリアスには途中で叩かれました。
本当に処女作品なので、お目汚し間違い無いのですが、
読んでいただけると、咽び泣きます。全壊です。

 大切なことは、失ってから気付くんです。
なのはは、身を削ったにしろ、取り戻せたのだから、本当に幸せなやつです。

 二次創作小説なので公式・製作者や原作者とは一切関係はありません。

追記(某所のERAい方々の話を盗み見ていて、推敲致しました。
ただし、その方々はここ、知らないでしょうけれど。)

続きをどうぞ、宜しくお願いします。 



   『いたい』

 ぼんやりと、目が覚めたのに気付く。ベッドに沈んだまま、重たい瞼を上げると、
天井が白く眩しい。夜目に月明かりが、いやに明るく感じられる。まだ夜中らしい。
寝室は、こんなにも明るかっただろうか。
(カーテン……閉めなかったかな)
いつも私がしめている。明るいと、眠りが浅くなってしまうから、今でも。

 少し昔を思い出してしまい、意識が覚醒してくる。なんだか肩がすーすーする。
そっと右を見てみると、布団に隙間ができている。半分寝ぼけた頭ながら、
いつもはそこにいてくれるから、温かいんだと気付かされる。

 焦点をベッドの向こうに移すと、その人は、濃紺色のカーテンの間に立っていた。
控えめに照らされた彼女は幻想的で、綺麗だ。表情は見えない。
外、を見ているのだろうか。桃色の寝巻きの上からでも、痩せてしまった、
華奢な背中が映る。
寝巻きの上に何も羽織ってない。

 温もりが残るように布団の中を移動すると、彼女がいたはずの所が、冷やりとした。
どうやら、この程度の温もりでは、役に立ちそうに無い。端まで動いて、
立ち上がろうとして、スリ ッパを見ると二足。
他の人ではきっと気付かないぐらいの、乱れをまとっている。

 スリッパを履き、ベッドに腰掛けたまま、再び彼女を見る。微動だにしていない。
私のことなんて気付いていないのか。彼女は上を向いていることがわかった。

 空、を見ているのかな。
そういえばあのとき、私は空の人間だからって言ったと、シャッハから
聞かされたんだっけ。ヴィヴィオが気付いた、なのはの変化。
先に気付いたのがヴィヴィオだった。いや、ヴィヴィオが気付かなかったとして、
私は気付けたのだろうか。

 おそらく今日だけじゃなくて、あれからは毎夜のように、こうして空、
を見ているのだろう。どうして今まで、気付けなかったの。私は。



 しだいに浮上する。私が思考に沈んでしまっていた間も、なのはは
そのままだったのか。
(いけない。私がこんなのでどうする)
立ち上がり、ちょっとふらついたのをこらえて、彼女の元へ歩む。
それでもなのはは、気付いてくれない。

 そばに立ったものの、どうしたらいいものか。どう声をかければいいだろうか。

 数秒ほど迷っていると、窓枠に添えられている、細く て、青白い右手に目がとまる。
(月の色……?)
などと思いつつ、無意識に両手で、その手を包み込んだ――

 はず、なんだけど、両手で触れたか、触れないかの瞬間に、急に手が、離れて、
手が擦れる音か、息を呑む、ような音が、まだ耳に響いてて、冷たくて

「あの、その、フェイトちゃん……あっ、ごめんね? 起こしちゃったよね」

もう驚いた顔は消えていて、右手は左手に隠れている。その微笑がいたくて、

「ううん。私は平気、だから、気にしないで。私の方こそごめん。急に……」

それだけ言うのが精一杯で、沈黙が包み込む。まだ、私の動揺は、

「ごめんね、フェイトちゃん。……もう寝よう? カーテン、 しめるね」

何も応えられずに、カーテンをしめる、なのはの背中を見ていた。
無意識に両腕で、なのはを包み込んだ――

 一度だけ震えて、なのはは硬直している。表情はわからない。
カーテンはまだ、しめ切っていない。

「なのは……冷たいよ」

「ごめんね、大丈夫だから、フェイトちゃん、もう寝――」
「お願い、なのは……、一人で、抱え込まないで」

なのはは徐々に力が抜けていった。
私は力がこもっていった

綺麗だなんて思った自分が情けない。許せない。

「フェイトちゃん、いたいよ」

「ごめん、私もいたいんだ」

「……いたいよ」

月明かりが、ぼやけている。



 少し温まったところで、なのはに、私が寝ていた場所で寝てもらう。

「あ――」
「もう、冷えちゃったかな」

「ううん。温かいよ」

私に背を向けているなのはを、ゆっくりと包み込んだ。震えてはいない。

「ありがとう、フェイトちゃん」

「……ありがとう、なのは」

和らぐんだ。

「あっ、カーテン」

「もう大丈夫、だよ」

一緒にいると。


---------------------------- END ----------------------------


 批判、罵倒、歓迎。

 なのフェイで検索して来てくれた方、ありがとうと、ごめんねを送ります。
期待はずれもいいとこだぜ。

 フェイトさんをかっこよく書きたい。
二人とも精神疲労しているのを表現したかった。
後になって冷静に見ると、王道パターンです。本当に駄目な己。

 なのフェイ より フェイなの派です。(誰も聞いてません)
状況描写が点で駄目なので推敲しましたが、効果が出ただろうか、いやない。めげない。

 大手っていうのか、有名どころ? の方々のなのフェイには、いつもいつも
いつもいつもお世話になっとります。感謝感激削岩撃。

 あと9日から10日に局ラジを初めて盗聴させてもらったんですが、
最高に面白かったがね。特にチャットね。
チャットメンバーが温かくて、涙ちょちょぎれた。
あと、涼香さん可愛いすぎ。呂律とかダダ漏れとか。

 以上、ネットの大海の偏狭の海底にひっそりと記します。
EROでした。
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